王子様は金髪ヤンキー!?〜My last lover〜
「ダメかな……?」
「風邪移ってもしらねぇからな」
今まで未来に触れることを極力避けていた。
未来には元カレから受けた深い傷が残っていると思っていたから。
未来が望むまで待つ覚悟でいたけど、すぐ隣にいるのに何もできないもどかしさがあって。
だけど、未来がそれをのぞんでくれるなら……
「……ンっ!!」
俺はクイッと顎を持ち上げて未来の唇にキスを落とした。
未来を抱きしめキスをしていると、理性が吹っ飛びそうになる。
押し倒してその全てを自分のものにしたくなる。
未来の唇を舌でこじ開けて、舌を絡ませると未来の口から甘い吐息が漏れた。