王子様は金髪ヤンキー!?〜My last lover〜
「……隼人、早く起きて?」
そう呟きながら、金色の柔らかい髪にそっと触れてみる。
少し痛んでいる髪を撫でると、隼人の体がピクっと反応した気がした。
ねぇ、隼人?
隼人との恋は前途多難だね。
こんなに好きなのに、恋ってすごく難しい。
付き合っているのに、どうしてうまくいかないんだろう。
どうして隼人はこんなに近くにいるのに、苦しくなるんだろう。
教室にいた生徒達が次々と出ていく中、あたしは隼人の寝顔を見ながらハァと溜め息をついた。
「髪ボサボサになったんだけど」
すると、寝ていたはずの隼人が急に顔を上げた。
ふっと笑いながら髪のセットを整える隼人。
「……もしかして、起きてたの?」
「まぁ」
勝手に隼人の髪を撫でていたことが急に恥ずかしくなって、あたしは思わず手元に視線を移した。