王子様は金髪ヤンキー!?〜My last lover〜
「とりあえず番号交換しよ?名前は?」
顔は笑っているのに、目の奥が笑ってない。
「なぁ、早く教えてよ?」
「……未来ですけど……」
強引な男に恐怖を感じて、思わず自分の名前を口走る。
「あの、あたし……本当に番号交換とか無理です」
慌ててそう言った瞬間、
「お前ら何してんの?」
缶ジュースを二つ持って戻ってきた隼人は、眉間に皺を寄せながら男達を睨んだ。