王子様は金髪ヤンキー!?〜My last lover〜

「もういい!」


図星をつかれて言い返すことの出来なくなってしまったあたしは、隼人からプイっと顔を反らした。



「……お前さ、なんで俺が怒ってるか分かってんの?」


「分かんない」


「俺はさ……――」


隼人はそう言い掛けると、突然あたしの顎をクイッと指で持ち上げた。

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