王子様は金髪ヤンキー!?〜My last lover〜

「う……ん」


無理矢理保健室を出てしまえば済んだのに。


それなのに、何で新城隼人のいいなりになっているんだろう。


……なんか調子が狂うな。


あたしは指示された通り、新城隼人の隣に腰かけた。


その瞬間、新城隼人から漂う甘い香水の香りがあたしの鼻をくすぐった。


昨日抱きしめられた時と同じ匂いに心拍数が一気に急上昇する。



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