王子様は金髪ヤンキー!?〜My last lover〜
『久しぶり!今日、駅の近くのゲーセンで未来のこと見たんだ』
「ゲーセン……?隼人と一緒にいるところ見られたんだ……」
あそこのゲーセンは裕の家からさほど遠くないし、見られる可能性は十分あった。
でも、なんでそんなことを言うためにわざわざメールしてきたんだろう?
3か月ぶりの届いた裕からのメールは何てことのない内容で。
ドキドキしながらメールを開いた自分が、急にバカバカしく思えてきた。