王子様は金髪ヤンキー!?〜My last lover〜
「ハァ~……スッキリしたぁ……」
お風呂を済ませて部屋に戻ったあたしは、何気なくベッドの上の携帯を手に取った。
ディスプレイには『新着メール 一件』と表示されている。
「誰だろ?」
急いで受信フォルダを開くと、そこには裕の名前が表示されていた。
「……裕……?」
何で裕が……?
心臓がバクバクと鳴りだして、思わず携帯を落としそうになる。
3カ月ぶりに届いた裕からのメール。
何で今頃になって……
様々な考えが頭の中を巡って、なかなかメールを開けない。
「……ハァ……よし!」
一度大きく息を吐いて気持ちを落ち着かせると、裕から届いたメールを開いた。