愛してジュリエット!
「…もう、ななんでもいいじゃない!
あたし…帰る!。」
ふいと下を向き、カバンをかっさらって樹里ちゃんは一気に駆け出した。
「じゅ…樹里ちゃん!?。」
いきなり、どうかしたの?
「ほらっ美於カバン持ってけ。」
幸夫からブンッとカバンをほおり投げられる。
「わっ。…………サンキュー幸夫。」
「…黙ってて悪かった。」
背中越しからはいつもの幸夫の毒気を感じず、少し笑ってしまったけど…
「イチゴ・オレ!よろしくな」
タター
俺一人突っ走ってたとか、勘違いしてて恥ずかしいとか今はそんな気持ちどーでもよくて…
今…大切な事は…
「樹里ちゃん!!。」
もう一度気持ちをきちんと伝える事。
