Virgin Snow
先にお風呂を使わせて貰い、着替えは澪さんの物を借りた。


「嵐はこれね。廉のだから!」


それから、あたしと交代で嵐がお風呂に入った。


その間、あたしと澪さんは色んな話で盛り上がっていた。


澪さんは話すのも聞くのも上手で、あたしは相談に乗って貰ったり、アドバイスをして貰った。


さすがは元キャバ嬢。


それもナンバークラスとなると、本当にすごいのかもしれない。


未知の世界だけど、あたしは何となくそう確信していた。


「何の話?」


仕事の電話を終えた廉さんが、あたしと澪さんの会話に加わった。


「どっちの方が、相手の事を好きだと思いますか?」


そう尋ねたあたしは、ワクワクしながら二人を見た。


< 78 / 128 >

この作品をシェア

pagetop