続!イジワル王子とお姫様
「どうしたのっ?」


「……帰ろーか」


「帰るの?」


ナツキくん、目を閉じて自分の頬を手でペチペチたたいてる。


「あー、やっぱ遺伝子って怖ぇ」


ナツキくんはそう言うと、顔をしかめていた。


えーっと。


その遺伝子って?


フォトグラファーの……才能がコワいってコト?


え?


なに?






< 104 / 393 >

この作品をシェア

pagetop