君に捧ぐ‥



「凪ちゃん…?」




「……春風凪。今日この学校にやってきた、教師だよ。」


林檎が、あくびをしながら新に説明してくれる。



「きょ…教師!?」



「そーぉ♪先生っ!」




新は、信じられない。
というような顔をする。



「ちょっと待てよ…何歳差!?大人と子供だろ?」


「恋に年齢なんて関係ないの!!」




「雛……でも、学校の先生だぜ?塾とかならまだしも…だめだろ。」


新は、真剣な顔をして言った。



いつもおちゃらけてる新だから、少しびっくりした。




「先生と、生徒は…恋しちゃいけないの?」



「しちゃ、いけないんだよ…。」


新は、言いにくそうに。
でも、はっきりとそう言った。










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