君に捧ぐ‥

あたしの光




「雛!迎えにきたよ♪」



「新……」




あの日から、あたしは林檎と全く話さなくなった。



そのかわり、新といつでも一緒。




「行くか!」

「うん。」




あたしと新は、付き合ってはない



キスしたし…
付き合うみたいな流れになったけど、


『雛は、まだ俺のこと好きな訳じゃないんだろ?だから、雛が俺のこと好きになったら言って。』




そう、新が言ってくれたから。



あたしは、新の言葉に甘えたんだ




最低だね……



新は、親友の好きな人なのに。
新の気持ちを利用して、あたしは1人にならないようにするのに必死で。



自分が、こんなに醜いとは思わなかった。










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