同じ空の下で
後ろから声がして、振り向いてみると。



キャラメル色の髪を街灯で綺麗に光らせている優希ちゃんがいた。




少し遠いけど、声は聞こえるきょり。




「どうしたの?」







「柚奈ちゃんは、そんな良い子で居続けて疲れない?」






優希ちゃんの目はまっすぐと私を捕らえていた。





でも、この距離だとその目が何を映し出しているかはわからない。






「私は良い子じゃないから、疲れないよ。」






そう、私は良い子なんかじゃない。




良い子は学校で自分勝手な行動をとらない。



良い子は友達や家族にあんなに心配をかけない。











それに良い子は自分の先生を好きになんかならない。

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