Love story's
「もう、ほんまにありえへんっ!!」


あたしは涙を浮かべながら、晴稀に必死に訴えた。


「だからって、そんなに怒らんでもええやん……」


「マジで無理やもんっ!!」


「わかったから……」


「もうっ!!晴稀は人事(ヒトゴト)やから、そんな呑気な事ばっかり言えるんやんっ!!」


晴稀の家にいるあたし達は、さっきからずっとこんなやり取りばかりしていた。


一緒にビールを飲みながら、彼はあたしの話を聞いてくれている。


すごく優しいし、誰よりもあたしの事を想ってくれる素敵な彼氏。


だけど…


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