※ご主人様は完璧王子?※



そんなことを考えてぼーっとしているときだった……



ちょうどその龍ヶ峰さんが前を通ったらしく、
後ろでうちわを振り回していたその子が前に行こうと身を乗り出したのだ!!




そうすると必然的にあたしを押し退ける形になるわけで……

あたしはいろいろ考えてぼーっとしてたからその力に反抗できなかったわけで……




あたしはバランスを崩し、警備員さんが張ったテープを鉄棒代わりに前まわりをして、紅い絨毯の上へと倒れこんだ!!







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