※ご主人様は完璧王子?※
思わず感嘆の声が出るほどフレンチトーストはおいしかった。
眠気など忘れて次々と口へ運ぶ。
するといつのまにか朝食を食べ終えて優雅に紅茶をすすっていた弥生ちゃんが唐突に口を開いた。
「……そういえば仲直りできたんですか?」
『ま、まぁ。できたんじゃん……?』
あれを仲直りと行っていいかも微妙だが、弥生ちゃんを納得させるに一応肯定しておくと弥生ちゃんはちょっと疑うような視線をあたしに向けた。
「ほんとに仲直りできたんですの?」
『う、うん!!い、今はめっちゃ仲良いから!!』
思わず答えに詰まった。
弥生ちゃん、感鋭過ぎっす
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