ゴーストオブアイデンティティー
中身を飲み干してから、しばし無音が続いた。


ムトも、何も言わない。

桐は幸福に何を聞くべきか、考えていた。

今聞いて、答えてもらえるか、あやしいところだが。

…やはり、運命の事か。
一番気になる問題。





しかし、

思ってもみないことが。


「聞きたい事がある、倉崎桐」

幸福の方から、口を開いた。


「え、な、何を?」




妙な事を口にした。

「あいつ………鼻血、出していたか?」

「運命の…事?鼻血?出してはいない……わ」


「…そうか」

「…それってどういう事?」

< 247 / 503 >

この作品をシェア

pagetop