ゴーストオブアイデンティティー
その部分なら、肩を並べるまではいかなくとも、一歩後ろ、影を踏めるくらいに近付けるのではないか。


そんな淡い期待を背負い込み、闇風は科学を進んだ。


結果は正しかった。


ステルス装甲、

スペースバリア(先程の闇風の空間)、

いかなる種類のミサイルでも迎撃可能な極秘システム、

通称「天の光」と呼ばれる、黒船に追加で装備した、超電磁砲
          レールガン

………………



闇風は幸福に種は違えども、確実に影を踏める場所に立った。

丁度十四歳。かつて幸福が世界の中心と認められた年齢に、闇風は科学の神となった。



幸福と、同等な存在。


だが、幸福は闇風の成果に見向きもせず、むしろ逆に嫌悪感を示すようになった。


その時の闇風の困惑は、本人にしか分からないだろう。

まさか拒絶を示されるとは思わなかった……そんな絶望。


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