狼と赤ずきん。




「ふーん・・・。」


私は興味なさそうに言った。



心の中ではちょっとビックリした。


やっぱり、やめたんだ・・・。




「やめた理由は知らないんだよねぇ~。」



佐倉田さんが面倒くさそうに言った。



「ねぇ・・・、どうしてそんなに情報を持ってるの?」



私はそれがどうしても気になった。


二人は驚いていたがすぐに笑った。




「私たち、1年の時は新聞部だったの。


だけど、サボり気味だったから、


やめさせられちゃったの。




でも、隠れて情報集めてるの。意味ないけど。」




二人はなぜか大笑いをした。




よく何かを話すごとに笑う女子っているよね?

それが、この人たちだよ。



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