『Memory's Messiah』(ダークファンタジー)
Shelling『ふ〜…じゃあ、俺も君に聴いていいか?』

茂[少年]『何?…』


Shelling『君は本当に“あの茂”か…』


そのShellingからの質問の主旨が分からず、怒った表情を見せる茂。


茂[少年]『へ何を今更…そんな事分からないよ君達が勝手にそう言い出したんじゃないか』


自分と茂の意見の食い違いから、Shellingも剥きになりながら、茂へ言葉を返す。


Shelling『いや、僕が君に言いたいのはそう言う事じゃない』


Shelling『僕が言いたいのは“何故、君もIQ380の工藤茂の筈なのに、もっと考えようとしないのか”って聴いてるんだ』


そのShellingからの言葉を聴き、怒りから我に帰る茂。


茂[少年]『え…』


Shelling『だってそうじゃないか…君は確かに記憶は“奪われた”…』


Shelling『だけど…だけど、神道が唯一君から奪えなかった物が君にはあるだろう』


Shelling『それは、君の持って生まれた“世界一の頭脳”…IQ380の頭脳が』

茂[少年]『あ…』


Shelling『少し考えれば分かる事じゃないか以前の君が、他のハッカー達に起きた異変がどんな異変か確かめる方法が』


茂[少年]『異変を確かめる方法?…』


茂[少年]『あ』


すると、何かに気が付いたかの表情と共に大声をあげる茂。
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