『Memory's Messiah』(ダークファンタジー)
日本政府『ふ〜ぅ…何故分かって貰えないのでしょう……』


日本政府『あそう言えば、今日は貴方方御夫婦の“結婚記念日”らしいですね』

新道[昔]『ん?………』


日本政府『いえね、悪いとは思いましたが、勝手ながら私どもで、色々調べて居たんですよ…それで、私どもで、1つ腑に落ちない点がございまして…』

新道[昔]『………』

日本政府『その前に、私達から博士に僅かながらの結婚記念日のプレゼントが有りまして、それをご覧になったあと、先程申し上げた不可解な点をお聞きしたいです、取り敢えず、まずはプレゼントをどうぞ』


日本政府『さぁ感動のご対面ですよお二人の結婚記念日ですからね“一度位は顔を合わせないと”っと思いまして、今日は奥様をお連れしました。』


他の日本政府に連れられて咲が現れた。


咲は随分やせ細り、手錠と足枷を付けられ、前の咲とは思えない程、落胆しきった表情をしていた。


俯く咲。


日本政府『折角会えたんだからもっと喜んだらどうですか?』


新道[昔]『さ、咲?』


新道が咲を見上げたが、咲は微動だにしなかった。


新道[昔]『おいお前等咲に何をした』


新道は怒りをあらわにして怒鳴った。


日本政府『いや、別に我々は何もしては居ませんよ。ただ一応念のために、手錠や足枷を付けさせて貰っているだけで。』


新道[昔]『貰っているだけ お前達は、咲を何だと思ってるんだぁ』
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