恋色模様

手紙



「卒業か、」

私は一言呟く。

「ねぇ、麗?」

私は呼ばれた方に振り返る。

「なに、お母さん?」

「あのね、麗……」

「?」

ドキッ

「2月に東京に戻ることになったの」

嘘だよね?

「え…」

消えかけの薄れた声。

「だから、いま通ってる学園で卒業できないの…最初通ってた学園で卒業するの…」

私は自分の部屋に戻った。
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