お隣さんの隣




高校生活。



私は毎朝燕君と登校してる。







そんなある日の朝





私は2度寝中。



布団をトントンってされる。



「もうちょっと……」



まだ起きたくない……




「いやぁ……っ」



布団を剥ぎ取られて、私は体を丸め込む。





『眠り姫には口づけですかね』



「……………」



え……?





ギシッ


ベッドがきしむ音がする。





目を開けると、




「つばっ…ん…」



間近に燕君の顔があって、抵抗する間もなくキス。




『起きないと襲いますよ』


「起きます起きます!!」


『佐奈は俺がいたら皆勤賞ですね』






こんなことも度々。



お隣さんだから簡単にできること。






彼氏が家庭教師で同じ学校でお隣さんだなんて幸せすぎる。






「幸せボケしそう」


『元からボケなんで問題なしです』

「何それムカつく!!」



『はいはい、学校遅れますよ』





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