お隣さんの隣


IN燕君宅




「先生!質問です!!」


『はい、どうぞ』




数学の勉強中に恋愛の質問をするのは少し気がひけるけど。




気になっちゃって数式が頭に入らない。




「んとね…燕君と私ってカップル?」



『はいぃ?』



予想外の質問に目を見開く燕君。





私の中学校乗り込み事件の後…つまり告白の後、さっき初めて会ったのに、何となくその話題には触れてなかった。






「ねぇ、どうなの?」

『えっ、あ〜、俺はそうなればいいなぁと思ってましたけど…』



“佐奈は違うんですか?”と心配そうに私の顔を見つめる燕君。







「私だってそうなりたいと思うよ!だけどね…」



私は自分の思ってたことを燕君に伝えた。




『あぁ、そうゆう考えもありますよね』


良かった、私変じゃないんだ。



『でも……』




え!?
やっぱり私おかしい!?




心配になって燕君の次の言葉を待つ私の耳に届いたのは、燕君の男の部分だった。





『その佐奈の言う“つきあってない好きと伝えあった同士が、一緒にいる時間”というのは





―――キスなどはしていいんですか?』





< 77 / 113 >

この作品をシェア

pagetop