お隣さんの隣



その日はおとなしく家にいた。




家庭教師がなくなって暇になった私は夏樹ちゃんに話を聞いてもらいたかったんだけど、菜月君とデートらしく、残念な結果に。




「はぁ…」

なんかさっきからため息ばっか。




「幸せ逃げちゃう…」


やっぱ馬鹿かな、私。







次の家庭教師は4日後の金曜日。

普段通りなら燕君の家で。






「どうなるかなぁ」




今の状況はとてもあやふや。



もしかしたら何もおこってないのかも。
只燕君が忙しいだけかもしれないし。





話さないで決め付けるのは駄目だ。




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