REVERSI

「こんな可愛いお嬢さんと久瀬のツーショットなんて拝めると思ってませんでした。得した気分ですよ?それにあの時の久瀬…ぷっ」


そこでまた吹き出したかと思うと、


「ああ、久々に下半身を刺激されました。本当に飽きない。お礼を言いたいのは私ですよ」


んん、なんとなく耳に優しくないセリフが挟まってたような、


「また今度食事でもしましょう。ああ、とても楽しそうだ。」


ニコニコと人当たりの良い柔らかい笑みを見ていると、気のせいだったのかと思えてくるけど、まあ口調から察するに僚とはかなり親しそうだし。その『食事』の機会があるかどうかは分からないけど、何だか楽しそうだな、と思うとつられて微笑んだ。


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