=キング of ビースト=
何かを決心したような、挑発的で自信を持ったいつもの夜琉。
それを見た広斗は小さく少しの笑みを見せながら呟いた。
「フッ、知らねーよ。」
夜琉「もう二度同じ過ちは犯さない。」
強く言い切った夜琉。
雅「てかさぁ、俺の車廃車じゃん。」
夜琉「…。」
雅「シカトはないよねぇ。人の車廃車にしといて。」
楽しそうに言う雅。
志織「あら、ボロボロの車雅にはピッタリじゃない。」
雅「はぁぁぁあん?」
紅雨「ギャハハハハッ!!だっさぁ。」
雅「おいこら紅雨!!しばくぞ!!」
夜琉「うるせぇ。」
ほんの少しの間、穏やかな空気が流れていた。