=キング of ビースト=



「まじ知らねぇからな俺。お前明日歩けなくなっても文句言うなよ。」


耳元で呟やいた後、私の唇を塞いだ。


キスしている間にウエストラインをなぞられる。


唇を離した夜琉は私の首筋に顔をうずめ、


「んぁ…。」


耳を舐めた。


私のカラダに触れる夜琉の手に甘い声が漏れて、慌てて口を手で覆った。


「俺しか聞いてない。」


「え?」


「俺だけが聞ける声、聞かせろ。」


私の口にあった手は夜琉によってどけられた。




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