僕等がみた空の色
さっき見た夢がまざまざと思い出される。
どうしよう。
また倒れちゃう?
目を固くつぶる。
なんであたしはこんなに弱いの?
もうやだよ……。
助けて、たすけて。
アオ――……、蒼…っ!
―――……藍…!!
手が、温かくなった。
「六花、だいじょうぶ。落ち着いて。」
あたしの両手は藍の片手にくるまれていた。
もう片方の手であたしの頭を優しく撫でると、自分のほうに引き寄せた。
「ゆっくり息すって、はいて。」
藍の言われたとおりにする。
藍の鼓動に耳を澄ます。
それに自分のを重ねてみた。
そしたら、脈拍も元通りになってきて段々落ち着いてきた。