僕等がみた空の色
「別に、呆れてなんかないから。」
「え……?」
心を読まれたのかと思った。
藍は窓の側にあった椅子に座ると、あたしにも座るように促した。
あたしは藍の横に行くと、地べたに座り込んで、窓の下の壁にもたれかかった。
なんてことない、気分だ。
「冷たくない?」
そう聞かれて、ちょっと悩んだけど首を横にふった。
「今はこっちのが気持ちいいから。」
笑ってそう言うと、藍は立ち上がってストーブのスイッチを入れた。
…そんなものまであるんだ。
ピアノの影に隠れて分からなかった。
こっちに戻ってくる藍の手には、毛布が。