僕等がみた空の色





『早くしないと、取られちゃうよ?』



その言葉に急かされて、焦って、空回りした。


「それで、ケンカしたの。初めてじゃなかったけど、子供でもなかったから、仲直りの仕方がよく分かんなくて。」





―――――――――

―――――



『最近お前、変だぞ?』



『へ、変じゃないよっ!』



『噛んだ。』



『……っ!』



『なんだよ、避けたり優しくなったり、わけ分かんねぇぞ。』



『……もう、いいっ!アオは全然分かってない!!』



『おいっ!待てって!』






………………





勇気が出ない情けない自分と、気づいてくれないアオの鈍感さに無性に苛立って、涙を流しながら走った。




「結局すぐ見つかっちゃった。アオにはなんでもお見通しだった。」








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