僕等がみた空の色





貴重な冬休みは、ほとんど家で過ごしてしまった。

部屋のカーテンは閉めたまま。



何度か汐から誘いのメールがあったが、一度応じた以外はすべてなにかにつけて断ってしまった。



汐の誕生日をやり直したとき、汐は何も言わなかった。



責めてくれてもいいのに。



そんなモヤモヤした気持ちのまま、冬休みは明け、三学期が始まる日がきた。







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