赤い月 青い太陽
――――希望を見失いかけていたが
 そうだ、君のことをすっかり忘れていた。
 私よりも薫、
 君のほうがこの書物の解読を
 古代の情報を解読できるのでは?
 頼れるのは薫、君だけだ―――


「先生って世界史でしたよね、担当」

「ああ」

「世界史の先生って、古代文字読めるんですか?」

「さあな、みんなが読めるかは知らんが


 俺は読める」




・・・・なんか、ちょとむかついた。




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