天使と吸血鬼
・先生サイド・

エリカが聖者の剣を刺して、
俺達は見ていることしか、
出来なかった。

そして悪魔は、
魘されるように小さくなり、
2度と出れないように、
埋め込まれた。

「エリカ・・・」

俺はエリカを抱きしめて、
剣を抜いた。
その胸から紫色の血が
流れ落ちてきた。

「悪魔で吸血鬼の
証拠である印。

彼女が全てを守ってくれた。
ブルー。
すまなかった。」

「ブルーすまない。
元はと言えば俺が・・・」

「いいんです。」

2人が言ってきたけど、
エリカが生き返る事は、
2度とないんだ。

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