天使と吸血鬼
「紫はいいわ。
この色がいいな。」

「へえ。
その色を選んだ理由は?」

「先生の心の色かな。」

私はマフラーを買ったのは
いいのだが、
一体いつ渡す事を考えては、
正直考えてはいなかった。

「明日渡しに生きないよ。
私もついて行くから。」

楓の時々現れる度胸に、
私は驚くばかりであった。
悪魔界に住みながら、
みんなに変な目で見られる
事も多い。

悪魔界の時期女王になる
私かもしれないが、
心のどこかで辞めたいと、
何度も叫んでいる。

「どうしたの?」

「うんん。ありがとう。
私一人で行くよ。」

「そうだね。
私がついて行くと、
多分お邪魔かも知れない。」

楓の言葉に私は何も言えなく、
ケーキを買った私達は、
楓の家に向かった。
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