Devil†Story
ガキィン! カァン!


鎌と剣がぶつかり合う音が響き渡る。


その度に、腹と左肩から血が溢れる。


キ「アハッ♪どうしたの?お兄ちゃん!顔が真っ青だよ!!」


ク「うるせぇ、ガキだな。元からそんな良い顔色じゃねぇんだよ!」


カァン!


俺は一旦弾いてから、また切りつける。


キ「!」


それが奴の肩を掠った。


キ「いったぁ…」


キシは肩から出る血を見て痛そうに顔を歪めた。


それは転んだ時の子どもと同じあどけない表情。


ク「ガキのくせに余裕こいてんのが悪いんだろ」


やはりガキだな。


そう思った瞬間…「…なんちって!」と言った奴がニィと笑って突っ込んできた。


ク「ちっ!」


俺は剣でそれを受ける。


ク「フェイントかよっ…!」


キ「騙し討ちも立派な戦術だよ!」


ク「ガキのくせに……ッ!」


ブシュッ……


血が溢れ出したのと同時に少し力が抜ける。


ちっ…


また貧血かよ…!


足元には自分の血が広がっている。


キ「クス…。そろそろ限界かな?だったら、見させて貰うよ!」


そして、一瞬で鎌の形状が変わったかと思うとまた鎌を振り上げた。


ク「くっ…!」


ちっ…!


この至近距離なら受けても確実に何処かに当たる。


くそっ!


それでも……これだけは見られるわけには行かねぇんだよ!


俺が剣を構えた…その時だった。


ピタッ


ク「!」


鎌が止まった。
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