Devil†Story
―数日後―
稀「あー!居た居たっ!待ってー!クロムー!」
稀琉は少し先を歩いていたクロムに走り寄りながら呼び掛けた。
ク「どうした稀琉」
稀「ハァ…これ次の任務の書類だって」
稀琉は相当急いでたのか息を切らしながら説明した。
ク「あぁ…分かった」
稀「報告書も書いてねだって」
ク「あぁ、分かってる」
稀「よろしくねっ!」
ロ「なんか忙しそうだな〜稀琉」
稀「うん。人手が足りないみたいでさ」
ク「麗弥は?」
稀「麗弥は今日休みなんだっ」
稀琉は笑いながらそう答えた。
―――――
麗「今日もあっちぃなぁ…」
麗弥は道を歩きながら呟いた。
麗「…久々やなぁ…」
麗弥は目の前にある病院を見ながら汗を拭った。病院の受付をし病室を確認した。その前に医者のところへ行って話をしてから病室へと向かう。
502…502っと…
麗「あった、あった」
俺は502号室 【竜崎 澪奈(リュウザキ レイナ)】と書かれた病室のドアを開けた。中に居たのは銀髪に少し紫がかったの髪の20代前半であろう女性。窓の外を見ていて俺には全く気づかない。
相変わらずやなぁ…。
俺は微笑みながら声を掛けた。
麗「よっ!久しぶり。姉さん」
俺の声にバッとこっちを見る。
澪「…レイちゃん!」
パァと笑いながら姉さんは答えた。初夏のサンサンと降り注ぐ太陽に輝いてその笑顔は眩しさを増しているように感じた。
麗「元気やった?さっき先生と話したけど…だいぶ調子ええみたいやん」
「顔色もええし」と手に持っていた手土産を机に置いてベッドの横の椅子に座る。
澪「そうなの。最近はだいぶ調子良いわ。そろそろ退院出来そうだって」
麗「なら良かったわ」
安心して俺は笑った。姉さんは体が弱くて入退院をしょっちゅう繰り返している。弱っている時なんかはそのまま消えてしまうのではないかと感じる位に肌も髪も白くなってしまうので心配であった。しかし頬は血色の良い桜色で髪も銀髪に戻っている。
澪「うんっ!そしたらご飯食べに帰っておいで」
麗「行く行く!姉ちゃんのご飯美味いからな♪」
澪「あら姉"ちゃん”は卒業したんじゃないの?レイちゃん」
麗「あっ…しもうた…」
俺がシュンとなると姉さんはクスリと笑った。
澪「嘘よ。どっちでも良いわ。ところで…お仕事はどうなの?」
麗「あぁ、バイト?うん。いつも通りやで」
俺は少し目を反らしながら言った。
稀「あー!居た居たっ!待ってー!クロムー!」
稀琉は少し先を歩いていたクロムに走り寄りながら呼び掛けた。
ク「どうした稀琉」
稀「ハァ…これ次の任務の書類だって」
稀琉は相当急いでたのか息を切らしながら説明した。
ク「あぁ…分かった」
稀「報告書も書いてねだって」
ク「あぁ、分かってる」
稀「よろしくねっ!」
ロ「なんか忙しそうだな〜稀琉」
稀「うん。人手が足りないみたいでさ」
ク「麗弥は?」
稀「麗弥は今日休みなんだっ」
稀琉は笑いながらそう答えた。
―――――
麗「今日もあっちぃなぁ…」
麗弥は道を歩きながら呟いた。
麗「…久々やなぁ…」
麗弥は目の前にある病院を見ながら汗を拭った。病院の受付をし病室を確認した。その前に医者のところへ行って話をしてから病室へと向かう。
502…502っと…
麗「あった、あった」
俺は502号室 【竜崎 澪奈(リュウザキ レイナ)】と書かれた病室のドアを開けた。中に居たのは銀髪に少し紫がかったの髪の20代前半であろう女性。窓の外を見ていて俺には全く気づかない。
相変わらずやなぁ…。
俺は微笑みながら声を掛けた。
麗「よっ!久しぶり。姉さん」
俺の声にバッとこっちを見る。
澪「…レイちゃん!」
パァと笑いながら姉さんは答えた。初夏のサンサンと降り注ぐ太陽に輝いてその笑顔は眩しさを増しているように感じた。
麗「元気やった?さっき先生と話したけど…だいぶ調子ええみたいやん」
「顔色もええし」と手に持っていた手土産を机に置いてベッドの横の椅子に座る。
澪「そうなの。最近はだいぶ調子良いわ。そろそろ退院出来そうだって」
麗「なら良かったわ」
安心して俺は笑った。姉さんは体が弱くて入退院をしょっちゅう繰り返している。弱っている時なんかはそのまま消えてしまうのではないかと感じる位に肌も髪も白くなってしまうので心配であった。しかし頬は血色の良い桜色で髪も銀髪に戻っている。
澪「うんっ!そしたらご飯食べに帰っておいで」
麗「行く行く!姉ちゃんのご飯美味いからな♪」
澪「あら姉"ちゃん”は卒業したんじゃないの?レイちゃん」
麗「あっ…しもうた…」
俺がシュンとなると姉さんはクスリと笑った。
澪「嘘よ。どっちでも良いわ。ところで…お仕事はどうなの?」
麗「あぁ、バイト?うん。いつも通りやで」
俺は少し目を反らしながら言った。