Devil†Story
クロムとロスが走る音が廊下に響く。
2人の足なら5分足らずで刹那のいる部屋に着く。
刹那の部屋に近づいてきた時だった。
ーーパァン!
「!」
銃声が微かに聞こえてきた。
各部屋は防音設備がついていたが、クロムやロスなら近付けば少しは聞こえる。
「おっとぉ?」
「…どうやら、あのバカ操られてるみたいだな」
息1つ乱さずに、クロムとロスが呟いた。
「クローはともかく…刹那に死なれると面倒だからなー」
「クローには、いくら麗弥でも当たらねぇだろうからな」
そして、部屋の前について勢いよく扉を開く。
それと同時にまた銃声が聞こえた。
その先にあった光景は…
「カァー!!!」
麗弥の腕に捕まり、標準をずらいていたクローと…
「クロム!ロス!」
球が肩にかすったのか左肩を押さえている刹那だった。
「おー、間に合ったな~」
ロスがニコッと笑いながら言った。
「クロム!?ロス!?」
麗弥も安堵した表情で、2人の名前を呼んだ。
「よくやったクロー。上出来だ」
ニヤリと笑ったクロムが剣を構えた。
「良かった…!クロム!俺…」
「あぁ分かってる。これで半殺しだな」
「ちょっ、勘弁してーや~!…なんて、冗談を言ってる場合やないーー」
歯を食いしばって抵抗したが、抵抗虚しく…腕に捕まっていたクローを壁に叩きつける麗弥。
「カ…!」
「クロー!」
咄嗟に足を麗弥の手から離したクローだったが、片翼を壁に強打したようでもう片方の翼を激しく羽ばたかせ、バランスを取っている。
「もう良いクロー!端に避けてろ!」
クロムの言葉にクローは微かに鳴くと床に着地した。
「ごめんなクロー…!せやけど…これはマジでアカンやつや…!」
震える手でクロムに銃口を向ける麗弥。
本当に操られてしまうとどうしようもないらしい。
「てめぇ俺の鴉に怪我させるたぁ、良い度胸だな。3/4殺してやるから覚悟しやがれ」
ギロッと睨み付けながらクロムは、麗弥に言い放った。
「ほんま…とめてくれるものなら何しても…いやほんまは嫌やけどこの際えぇわ…!」
そう言うのと同時にクロムに向かって銃を放った。
パァンと鳴ったのと同時に上半身を下げて避け、クロムは一気に距離を積めた。
しかし、麗弥もそれと同時に後ろに下がりまた銃を撃つ。
前にも麗弥とは姉が絡んでいたときに戦ったが、あの時は不本意な戦いであったため麗弥も100%の力を出しきってはいなかった。
しかし今は操られているため全力で動いている。
足を骨折しているが、そんなものも操られると僅かしか影響がない。
なのでこの間のようにはいかなかった。…だが、それはクロムとて同じこと。
あの時は不本意というよりは、殺さずに事情を聞く…という理由であまり力を出していなかった。
その為狭い部屋とはいえ…麗弥の体に切り傷をつけることは出来ていた。
その様子を見ていたミシェルは考え込んだが…やがて口を開いた。
ーーんー…眼帯のおにーさん、怪我もしてるし…2人もいると不利かぁ…仕方がなーい。ここで捕まると…ほんとーにミシェルの夜更かしが意味なくなっちゃうからここは、引かせて貰おーっと★
「!?」
ミシェルが麗弥にしか聞こえない声でそう言うと体が硬直した。
「!」
それに気づいたクロムがピタリと動きを止めたその時だった。
「うわっ!?」
「!?」
麗弥の体が引っ張られた。
まるで体に糸がついていて、それを手繰り寄せられたように。
「あらら?」
刹那の隣に来ていたロスの横を通り、あっという間に扉の外へ連れていかれてしまった。
「ちっ面倒な奴…!」
クロムが悪態をつく中ロスは刹那に「大丈夫?」と尋ねていた。
「あ…あぁ。かすっただけだから平気…。いや!俺のことは良いから早く麗弥を追って!このままじゃつれてかれる…!」
「分かってる。…クロー。お前は刹那と居ろ。クローは任せたぞ」
クロムが剣を鞘に納めながら言った。
「クローのことは任せて!」
「カァ…」
刹那が焦燥してる中クローは申し訳なさそうに鳴いた。
「いや刹那が殆ど無傷なだけ充分だ。いいから休んでろ」
「んじゃ、追いかけますか」
ロスが背伸びをしながらクロムに言った。
クロムは僅かに頷き走り出し、すぐそのあとをロスは追いかけた。
先程の喧騒は何処へやら…部屋は静けさに包まれた。その部屋の中で刹那はクローを優しく抱き抱えながら3人が消えた扉を見つめた。
「…無事でいてよ…。麗弥…」
小さく呟いたその言葉を聞いたのはクローだけ。
2人の足なら5分足らずで刹那のいる部屋に着く。
刹那の部屋に近づいてきた時だった。
ーーパァン!
「!」
銃声が微かに聞こえてきた。
各部屋は防音設備がついていたが、クロムやロスなら近付けば少しは聞こえる。
「おっとぉ?」
「…どうやら、あのバカ操られてるみたいだな」
息1つ乱さずに、クロムとロスが呟いた。
「クローはともかく…刹那に死なれると面倒だからなー」
「クローには、いくら麗弥でも当たらねぇだろうからな」
そして、部屋の前について勢いよく扉を開く。
それと同時にまた銃声が聞こえた。
その先にあった光景は…
「カァー!!!」
麗弥の腕に捕まり、標準をずらいていたクローと…
「クロム!ロス!」
球が肩にかすったのか左肩を押さえている刹那だった。
「おー、間に合ったな~」
ロスがニコッと笑いながら言った。
「クロム!?ロス!?」
麗弥も安堵した表情で、2人の名前を呼んだ。
「よくやったクロー。上出来だ」
ニヤリと笑ったクロムが剣を構えた。
「良かった…!クロム!俺…」
「あぁ分かってる。これで半殺しだな」
「ちょっ、勘弁してーや~!…なんて、冗談を言ってる場合やないーー」
歯を食いしばって抵抗したが、抵抗虚しく…腕に捕まっていたクローを壁に叩きつける麗弥。
「カ…!」
「クロー!」
咄嗟に足を麗弥の手から離したクローだったが、片翼を壁に強打したようでもう片方の翼を激しく羽ばたかせ、バランスを取っている。
「もう良いクロー!端に避けてろ!」
クロムの言葉にクローは微かに鳴くと床に着地した。
「ごめんなクロー…!せやけど…これはマジでアカンやつや…!」
震える手でクロムに銃口を向ける麗弥。
本当に操られてしまうとどうしようもないらしい。
「てめぇ俺の鴉に怪我させるたぁ、良い度胸だな。3/4殺してやるから覚悟しやがれ」
ギロッと睨み付けながらクロムは、麗弥に言い放った。
「ほんま…とめてくれるものなら何しても…いやほんまは嫌やけどこの際えぇわ…!」
そう言うのと同時にクロムに向かって銃を放った。
パァンと鳴ったのと同時に上半身を下げて避け、クロムは一気に距離を積めた。
しかし、麗弥もそれと同時に後ろに下がりまた銃を撃つ。
前にも麗弥とは姉が絡んでいたときに戦ったが、あの時は不本意な戦いであったため麗弥も100%の力を出しきってはいなかった。
しかし今は操られているため全力で動いている。
足を骨折しているが、そんなものも操られると僅かしか影響がない。
なのでこの間のようにはいかなかった。…だが、それはクロムとて同じこと。
あの時は不本意というよりは、殺さずに事情を聞く…という理由であまり力を出していなかった。
その為狭い部屋とはいえ…麗弥の体に切り傷をつけることは出来ていた。
その様子を見ていたミシェルは考え込んだが…やがて口を開いた。
ーーんー…眼帯のおにーさん、怪我もしてるし…2人もいると不利かぁ…仕方がなーい。ここで捕まると…ほんとーにミシェルの夜更かしが意味なくなっちゃうからここは、引かせて貰おーっと★
「!?」
ミシェルが麗弥にしか聞こえない声でそう言うと体が硬直した。
「!」
それに気づいたクロムがピタリと動きを止めたその時だった。
「うわっ!?」
「!?」
麗弥の体が引っ張られた。
まるで体に糸がついていて、それを手繰り寄せられたように。
「あらら?」
刹那の隣に来ていたロスの横を通り、あっという間に扉の外へ連れていかれてしまった。
「ちっ面倒な奴…!」
クロムが悪態をつく中ロスは刹那に「大丈夫?」と尋ねていた。
「あ…あぁ。かすっただけだから平気…。いや!俺のことは良いから早く麗弥を追って!このままじゃつれてかれる…!」
「分かってる。…クロー。お前は刹那と居ろ。クローは任せたぞ」
クロムが剣を鞘に納めながら言った。
「クローのことは任せて!」
「カァ…」
刹那が焦燥してる中クローは申し訳なさそうに鳴いた。
「いや刹那が殆ど無傷なだけ充分だ。いいから休んでろ」
「んじゃ、追いかけますか」
ロスが背伸びをしながらクロムに言った。
クロムは僅かに頷き走り出し、すぐそのあとをロスは追いかけた。
先程の喧騒は何処へやら…部屋は静けさに包まれた。その部屋の中で刹那はクローを優しく抱き抱えながら3人が消えた扉を見つめた。
「…無事でいてよ…。麗弥…」
小さく呟いたその言葉を聞いたのはクローだけ。