やくざと執事と私【第3部 上巻:ラブ&マネー】
「・・・・・ありがとう、ポチさん。」
私は、ポチにここまで上から目線で話しかけられる理由は、わからなかったけど、とりあえず、お礼を言っておいた。
「それじゃ、遠慮なく食べろよ。」
真木ヒナタが、ポチの前にお皿を置いた。
「いただきます~!・・・・・・これが、高級フレンチのエスカルゴの味なんですね・・・・・はぁ~幸せだなぁ~・・・・」
今にも天に昇りそうな幸せそうな表情で食べるポチ。
「ちょっと、小夜・・・こっち、来てくれ。」
真木ヒナタが、そんな幸せそうなポチを置いておいて、私に小声で話しかけてきた。
「・・・?どうしたんですか?」
私と真木ヒナタは、ポチから少し離れた場所へと歩いていった。
「・・・・・エスカルゴって・・・何?」
真面目な表情の真木ヒナタ。
「・・・・?何って・・・真木さんが持ってきたお皿に入っている物じゃないですか?」
「カタツムリとは違うのか?」
「・・・・・・・まさか真木さん・・・・あれ・・・・」
私は、恐る恐る、真木ヒナタに尋ねた。