わたしの名前は…





「原告…。
被告…か…」



何のためにコウキと出会い、
子供を殺したり、
浮気を許したり、
結婚したり、離婚したりするんだろう―――



複雑な気持ちだった…


はじめから、
こんなことをするために全てが進んでいたのか…

私の1番自由で楽しいはずの10代は、
こんなことをするためにあったのか…





そして調停初日―――


訴訟内容の確認、
調停委員の紹介、
調停の進め方など…

再びエグリ出される過去…



「調停はどちらが悪いか決めるところじゃないから、
話し合うところだから…」

と、はじめに言われた。



なのに…

コウキが出廷はしているものの、
私と同席しては話したくない。と…

交互に呼ばれ、
それぞれが訴える…

嘘や綺麗事、
都合のいい部分だけ、
私が聞いていないのをいいことに、言うコウキ…

私は呼ばれればそれを都度否定、
なぜそうなったかなど
いちいち説明する…



らちが明かないまま、時間になった…





「何これ…
全然話し合いになってない…」


時間がもったいない…
カナムと遊ぶ時間削って…



すぐ決着がつくものだと思っていた私は、
あまりに意味のない調停というやつに不信感を抱いた…

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