わたしの名前は…


それから間もなく、
私とカナムはアパートを出、実家に戻った…

もう、コウキの帰る家は
あの籠の中…



私はそれを期に、
結婚指輪を外した…

悩んで、何件も回り、
何時間もかけて選んだ…



友達の結婚式に行って、
どうせ独身を装ったんだろう、
1度コウキは結婚指輪をなくしている…

無理に買いなおさせた、
偽りだらけの結婚指輪…


引き出しの奥に転がした…

それから私は家庭裁判所へ行き、
調停の申し込みを始めた…


面倒な書類の数々…

何だかんだお金もかかる。



書類を書いていたら、
それだけで嫌になるほど…


でも乗り切らなきゃ、

前に進まなきゃ…



自分を励ましながらやっと提出…






それから数日後、

裁判所から訴訟内容と、
1回目の調停日時等が書かれた書類が届いた。





ついに離婚へと
時間が流れだす―――

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