NO SPEED! NO LIFE!-Ⅱnd season-
変わらない日常
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」


「待てこのやろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉお!!」



あ、ども。お久しぶりです。坂野梨世+サカノ リセ+です。


えー、今、私は、音よりも光よりも、言うなればマッハで走っております。



え、理由?



あはは、やだなぁー、そんなもの1つしかあるわけないじゃないですか~☆



圭人が,あたしのお昼ご飯のデザートのバナナ持って逃げたからですよーっ(怒)


バナナですよ!?
好物ですよ!?

奪われたんですよーっ!?激怒



「うおらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!今すぐ止まれや圭人ぉぉぉぉぉぉぉぉお」


「嫌だねぇぇぇぇえっ!!」


「そこのぉっ!!折谷止まらんかぁっ」


「え、俺だけぇっ!?」


「いぇーいっ、お父さんは梨世の味方ぁーっ!」


「う、うむ?」


「つか、止まれーっ!返せーっ!」


途中、お父さんも参戦した。お父さんはあたしの味方だっ!

そうして、学食(←)を走り回っていると…?




「ちくしょ…っ逃げ切れね…」


「おーっほほほほほっ!!!さぁ、早く止まりなさいっ!!そして跪いてあたしにバナナを差し出しなさいっ!!」



…突然キャラ変わったなぁ、おぃ。
byその場にいた一同



「もうこうなったら…っ、あーむ」


「あぁぁあぁぁぁぁあぁぁあぁ!!?!?!?」


圭人は口に勢いよくバナナを放り込んだ。
その場に立ち止まる私。


「ふふふ、ふ…」


「え、梨世?」

「坂野?」


お父さんと圭人はあたしの方を向いて、俯いたあたしの方によって来た。




「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあんっ!けーとが梨世のバナナ食べたぁぁっ!」



「泣くのかよっι」←ちょっと罪悪感


「坂野…」←娘を見つめるような眼差し。



「うわぁぁぁぁんっ!おとーさぁぁあんっ!!けーとが、けーとがぁぁぁっ!!」


「さ、坂野、な、なくな、な?」

「玄、うろたえるな。うざい」
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