NO SPEED! NO LIFE!-Ⅱnd season-

スピード自慢レース!

=圭人・目線=


次は、俺と梨世と、あの…神崎?とかゆったヤツとやるレースだ。

梨世は、トイレ行ってくるといって消えた。
だから、俺は先に入場口に向かって歩いていた。

そんな時、後ろから肩を叩かれ、振り返ると。


「…、神崎?」

「折谷先輩、ですよね?」

「あぁ、なんだ?」


なんか良く分からないが、神崎は微かに殺気立っていた。

…何故だ?
俺は神崎に何かしたか(´Д`;)???滝汗


「ヘヘッ、先輩、俺…」

「??」


神崎の言葉を待っている間にも止まらない汗。
…俺ってこんなにヘタレだったっけ(´Д`;)?


「…な、なんだよ?」

「俺、梨世先輩のことが好きです☆」




背中に冷たいモノが落ちる感覚。




「…はぁ?」

「だから、この勝負。
梨世先輩をかけて勝負しませんか?」



梨世をかけるだと?
反論しようとしたそのとき。



「2人ともなにしてんのー?」

「!、梨世…」

「梨世先輩」

「ってあ、神崎君?」

「はい、では折谷先輩」



神崎は近づいてきて耳元で言った。





「先輩にその気がなくても、俺はその気で戦いますから」

「…」








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