君にもらった苺飴





 
 『あっさみ~ん!!!』


 雅ちゃんはその子の名を

 呼んで、抱きつくのだった。



 『朝から元気だねェ、雅』

 『もっちろん!』

 『神城君にしなよ』

 『死んでも無理!』


 
 雅ちゃんは、首を横に

 ブンブンと振った。


 雅ちゃんの後ろでは

 なぜか龍がにやにやとしていたのだった。



 『光瑠君おはよォ!』

 

 肩をポンとたたかれる。

 振り返ると、愛紗美チャンが

 可愛い笑顔を見せながら

 コッチを見てきた。


 
 この瞬間が好き。




 
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