影の守護者は闇に潜む
「ここが…学園?城じゃないのか?」

私の目の前には三角屋根の立派な建物。朝早いからか、灯りこそないが、それでも十分過ぎるほどの輝きを放っている。

「まぁ、王立だしな」

ヤズムが慣れた手つきで巨大な鉄門に触れると、鉄門が独りでに開きだした。

「行くか…」

ヤズムが開きかけた鉄門の隙間を通り抜ける。

「あぁ…」

落ち着きを取り戻した私は、静かに言った。

中も想像を絶する美しさだ。幾つもの部屋を通りすぎる。普通の教室もあれば、意味不明な『バーク室』なんてのもある。バークってなんだ?
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