影の守護者は闇に潜む

出会い

「貴様ァァァァ!」

「誰…?」

男の子だ。首筋が隠れるぐらいの長さの金髪に黒い目。その男の子がグローブをはめた右手で魔物を地面に押さえつけている。左手には大きめの白い本。体には、うっすらと炎の様なものが流れている。魔法……か?

「あの子が何をした!!あの子は君には何もしなかったはずだ。あの子は必死で姉を守っただけだ!なのに…君は……。それ相応の代価を払ってもらう」

男の子の手に流れる炎が、目に見えるくらいに強力になった。当然、その手に押さえつけている魔物も、その炎が流れはじめる。
< 7 / 54 >

この作品をシェア

pagetop