刹那

報告


「おはよぉ~♪
 えっ?一緒に登校!?!?
 ってことゎ…」

風に気づかれたっ!!
っと思ったら奏太が
風に近づいてって…

「そっ♪
 オレら昨日から
 付き合うことになったから♪」

そっ…奏太…!!
ちょっ…ちょちょちょちょっ!!

「優李ぃ???
 あたしあれから連絡
 待ってたんだけどぉ!?!?」

やっばぁ…!!

「あぁ…
 昨日ねぇ…
 あのあと寝ちゃってぇ…」

無理でしょ??
この言い訳…??

「なぁんだっ♪
 忘れてたわけぢぁないのね??」

「う…うん…。
 覚えてたんだけどねぇ…」

よしっ!!
なんとかごまかせたっ!!

「って…
 んな言い訳が
 この雪乃様に通用するとでもぉ??」

うっわぁ…!!
やっぱバレちゃったかぁ…。
雪乃…怒ってる??

「あはっ♪
 バレちゃったぁ??」

「もぉっ!!
 次からゎちゃんと教えてよねぇ!!」

なんだ…いつも通りじゃん♪

「はぁい♪
 ごめんねぇ♪」

「ってかさぁ
 昨日くっついたにしてゎ
 お二人超ラヴラヴぢぁん?
 実ゎ優李も奏太のこと
 前々から
 気になってたりしてぇ??笑」

「さぁ?
 どぉでしょ→??笑」

「あぁっ!!
 ズル~いっ!!」

『『あはははっ』』

雪乃・風・奏太…あたし。
4人の声が校庭に響いた。
こんな幸せな日々が
これからもずっとずっと
続けばいいのに…。
いや、きっと続くよねっ☆!!

このときすでに
あたしの上には
雨雲が広がっていたのに…。
あたしは目先の幸せばかりを見て
全然気づかなかった…
< 15 / 26 >

この作品をシェア

pagetop