Pinky
啓はそう言うと私の手を引いて歩きだした。
「ちょ…待っ!」
ガタタ…
え?
後ろを振り返ると佐久間君が教室の入り口でうずくまってた。
「おい!大丈夫か!?」
啓が走って寄って行ったから、私もついていった。
「あ…大丈夫やから。心配かけたな。」
そうは言っても、
すごく痛そうに左腕を押さえてる。
「その手が痛いん?」
私は速やかに佐久間君の制服の袖をまくり上げた。
「あ…バレてもた。」
佐久間君は平気そうに言ったけど、その腕には包帯が巻かれていた。
「ちょ…待っ!」
ガタタ…
え?
後ろを振り返ると佐久間君が教室の入り口でうずくまってた。
「おい!大丈夫か!?」
啓が走って寄って行ったから、私もついていった。
「あ…大丈夫やから。心配かけたな。」
そうは言っても、
すごく痛そうに左腕を押さえてる。
「その手が痛いん?」
私は速やかに佐久間君の制服の袖をまくり上げた。
「あ…バレてもた。」
佐久間君は平気そうに言ったけど、その腕には包帯が巻かれていた。