白い手
『…朝!?…。』
ようやく目を覚ました私は時計を見てみる。
すると そこには…‘8:20’という数字が…。
『えっ!?ヤバい!!遅刻だっ!!』
私は急いで用意を済ませるとお母さんに突っかかった。
『どーして起こしてくれなかったの!?』
『え!?ちゃんと起こしたわよ。』
そんなことを言ってる間に時間はあっというまに過ぎていき、気づけば8:35。
…。だめだ。もう間に合わない…。しかも正門には先生が…。
そんな時、頭にナイスアイデアが!!
『そうだ!!正門は開いてないけど、西門ならっ!!』
わたしは急いで走って学校へと向かった。
『はぁ…はぁ…やっぱり。』
正門はもう閉まっていたけど、西門は開いていた。
西門を抜けると…そこには…。
『おいっ!!橋本〈ハシモト〉っ!!お前何やってる!!遅刻だぞ!!あとで学職にこいっ。』
(橋本)は私の名字だ…。
西門にいたのは例の長島先生。
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