あたし専用の恋日記。

学校とうちゃーく。

「あー、藍田でよくねー?」
「だよなー、上戸マヤに似てるし」
・・・ん?あたし?

「おい藍田ー。今日の放課後さー、一緒にカラオケいかね?」
・・・。
クラスのサッカー部男子4人に誘われた。
五反田(ごたんだ)と、赤西(あかにし)。
新橋(しんばし)に品川(しながわ)・・・。
「え、でも―――」
「行きます行きますッッッ♥ぜーったい行きます♥♥」
あたしが断ろうとした瞬間、クラスの女子4人が突然来た。
「おっしゃ、決定ねー。おまえら女性陣、おしゃれしろよー」
・・・・・ちょっと・・・。
「奏ずっるいよサッカー部のイケメン軍をひとりじめなんてー♥」
「うちらも行くからさ、ね!!」
・・・アキちゃんにミドリちゃん、まもりちゃんに・・・
・・・クラスではおとなしい、みゆちゃん。
たぶん、付き添いだよなぁみゆちゃんは。

―放課後―
≪男子軍≫
「おい言い出しっぺの五反田くーん。
なんで女って生き物は着替えにこんな時間かかるんだい?」
「そーだよ、別に制服でもいいじゃん」
「ばーか、制服だったらおしゃれするもなんもねーだろ」

≪一方、女子軍≫
「きゃー感激!!
サッカー部男子とカラオケ行けるなんて!!!」
「ほんとほんと!!!」
みんなは喜んでるけど・・・。
はぁ・・・こんな事してていいのかなあたし・・・。
「ってえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!???
まっさか奏・・・そのかっこで行くの!?」
アキちゃんが驚いてる。
「え・・・Tシャツにジーパン、おかしいかな・・・」
「絶対おかしい!!!アタシの服貸してあげるから!!!」
え・・・だってあたし聖都いるから別におしゃれしなくたって・・・